ワルい男しか愛せない!ハイブリストフィリアな女たち
性的倒錯の一つに「ハイブリストフィリア」という、犯罪者に対して好意を抱いたり性的な興奮や崇拝したりするフェティシズムです。
良くあるケースとしては重大な罪を犯して投獄された男性受刑者に対して、一般の女性が好意的な意識で手紙やプレゼントを贈ったり、面会を希望するなどがあります。
こういった女性に対して、犯罪者の追っかけをしている人という意味の「プリズン・グルーピー」と呼ぶことがあります。
特にアメリカ等ではこういった女性の存在は珍しくなく、一般の女性が獄中結婚したり犯罪者の男性が好きで看守になる女性も居るほど。
日本でも記憶に新しい所では、2008年に逮捕された市橋達也受刑者に関して「市橋ギャル」と呼ばれる女性が現れ、
某大型掲示板では「イケメン」や「カッコイイ」などの書き込みが相次ぎました。
キッカケのほとんどが、その凶悪性や話題性からメディアに大きく取り上げられたことで認知したことにより、こうしたフェチを持つ女性が多く現れるように感じます。
凶悪な犯罪者に惹かれてしまったハイブリストフィリアな女性について、そのフェチと傾向について見ていきましょう。
なぜ犯罪者に惹かれるのか
ある意味母性と言うか、「私ならあの悪い男も変えることが出来る」と思い込んでしまった事が挙げられます。
間違った道に居る男性を、自分が正していくその過程が好きだったり、手なずけたいという気持ちが根底にある場合も。
また「良い人」といった穏やかな男性には魅力を感じず、スリリングでアグレッシブでパワフルな男性を好み、ダメだと分かっていてもジェットコースターに飛び乗るように翻弄されてみたくなる。
そういった感覚などが基本となり、罪を犯した男性に惹かれていくのです。
犯罪者に近づいたり関係を迫ることで、少なからず自身の命に危険が伴う点から、
窒息プレイや首絞めなどのフェチと同等の性的倒錯と考えられるとされており、犯罪者の人柄に惹かれたとは言い切れない理由を持つ女性もいます。
また、受刑者が犯した犯罪に関しての興味が先にあり、なぜ罪を犯したのか知りたい気持ちを恋心と勘違いしてしまう事もあるそうです。
ある意味脳の誤作動によって発生するハイブリストフィリアもあるのです。
犯罪者の社会復帰を支援する、元来誰かを救いたいという気持ちの強い支援団体に所属する女性も、救いたいという気持ちが恋心だと勘違いしてしまうケースが多々あるそうです。