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背中フェチの彼氏に本番なしでひたすら背中を舐めまわされて、弄ばれた話

これを読んでいる人の中に挿入しないエッチを体験した人っていますか?私はあります。というのも彼氏が挿入しなくても満足してしまう人でした。

登場人物

私(リサ):24歳、OL
彼(ヒロ):27歳、会社員
A・B・C・D子:合コン参加者
A・B・C・D男:合コン参加者

背中フェチ

彼、ヒロ君と出会ったのはありきたりですが合コンでした。5対5の集まりだったのですが、彼は相手の男性達の中ではダントツで好印象です。
容姿もイケメンだし、話し方や雰囲気も爽やかな感じで、他の女子も全員彼を狙っている感じでした。

みんなで簡単に自己紹介を済ませた後、お酒を飲みながら会話を楽しみます。

「ヒロ君って本当に彼女いないの?」
「何か意外!」
「めちゃめちゃモテそうだよね」

やっぱり彼は人気で、女子はみんなお愛想程度に他の男性と話をしつつ、狙いは彼という雰囲気です。もちろん私もそうでした。

そんな中、A子の“男性の指が好き”という一言から○○フェチの話になりました。
すると、A男が彼を指さして、

「コイツ、背中フェチなんだよな」

とからかうように言いました。もしかしたらA男は彼のあまりの人気っぷりに嫉妬して“背中フェチなんて聞いた事ないし変態っぽいよな”という形で彼下げをしたかったのかもしれません。

彼を見ると少し苦笑しながら“まあ、そうだね”と肯定します。動揺するでもなかったので、苦笑したのはフェチをバラされて恥ずかしいというより、自分に水を向けられた事に対する気恥ずかしさだったのでしょう。

確かに背中フェチなんて聞いた事がないし、珍しくはありますが、別にそれを聞いて幻滅するような事ではないなというのが正直な感想でした。
陰毛フェチで女性の陰毛をコレクションしてるとかならさすがに爽やかイケメンでもドン引きですけどね。

他の女子達も“そうなんだ”“珍しいね”なんて相づちを打ったのですが、B子が突然羽織っていたカーディガンを脱ぎ始めました。そして背中を向けます。

「私の背中はどう?」

彼女はちょうど、背中の開いたトップスを着ていたのです。男性達が色めき立ちました。
出し抜かれた!私は悔しさを覚えました。きっとB子以外の女子も私と同じ気持ちだったと思います。

「すごいセクシー!」
「肩甲骨のほくろがエロいね!」
「下着見えそうだよ?」

と、男性陣は大盛り上がり。でも背中フェチなら一番興奮するであろう彼の反応は違いました。

「…うん」

その一言で終わってしまったのです。どうやら彼はお気に召さなかったようです。結果、B子は背中を出し損に終わりました。

「えー!もっとリアクションしてよー!」

なんてB子は言っていましたが、自ら進んで背中を出してスベるなんて内心恥ずかしさと悔しさでいっぱいだった事でしょう。
策に溺れたな。私は心の中でほくそ笑みました。自分でも分かっていますが、私はあまり性格はいい方ではありません。

彼には撃沈しましたが、これがきっかけで他の男性達にはモテモテだったのでB子にとっても悪い事ばかりではなかったと思います。

そうこうしているうちに合コンはお開きになりました。みんな各々連絡先を交換します。私はもちろん本命は彼でしたが、一応社交辞令で全員の男性と連絡先を交換しました。

“今日は楽しかったです。またみんなで盛り上がりたいですね”

帰宅後、A~D男には当たり障りないメッセージを送りました。

“今日は楽しかった!今度、一緒にご飯でもどうかな?カメラの話、もっと聞かせてほしいな”

彼には次のアポのお誘いも含めたメッセージを送りました。ちなみに“カメラの話”というのは合コン中に話題に上がった趣味の話です。彼はカメラが趣味のようでした。私はカメラなんて特に興味ないけれど、誘う口実はあった方がいいですからね。

すると程なくして彼から返事が届きました。

“俺も楽しかった!近いうちに行きたいね。休みは週末だっけ?”

色よい返事に私のテンションは上がります。そしてこの後、トントン拍子に話が進み、翌週末の仕事終わりに二人で食事デートする事となったのです。

週末がやってきました。
いつもより念入りにメイクやオシャレをして臨みます。背中の開いた服を着ようかと思ったけれどB子の二の舞になるのは避けたかったので、そこはあえて露出度控えめのファッションにしました。

彼がやってきます。合コンの時は普段着でしたが、仕事終わりのスーツ姿も素敵でした。
事前に約束していたレストランへ行き、食事デートの始まりです。

「カメラってどんなのを撮る事が多いの?」
「風景が多いかな。でも人を撮るのも好きだね」
「えー、私も撮ってほしいなー!」

といった感じで、そんなに興味はなかったけれど、まずは口実でもあったカメラの話もにこやかに頷きながら聞きました。
それをきっかけに旅行の話や食べ物の話など会話が弾みます。
そうして少しお酒も入ってきたところで、私の方から恋愛の話へ持ち込みました。

「でもこうやってヒロ君と二人でデート出来るなんて思ってなかったよ。他の女の子からも人気だったし」
「最初からリサちゃんの事、いいなって思ってたから」

あえて“デート”という言葉を出す事で、相手にもこれはただの食事ではなくデートだと意識させようと思ったのですが、彼からは予想以上の脈アリな言葉をもらいました。
でも純粋に疑問に思いました。私は何か特別いいな、と思ってもらえるような事を出来ていなかったからです。

「私のどんな所がいいなって思ってくれたの?私、背中出してないよ?」

私のどこを好意的に感じてくれたのか気になったので合コンでの出来事も引き合いに出しつつ冗談交じりに聞きました。

「俺くらいになると脱がなくても姿勢とか体型とか後ろ姿で背中の雰囲気は分かるから」

彼は得意げな表情を浮かべ答えました。これはどういう事だろう…?私の姿勢や体型、後ろ姿から彼好みの背中をしていると判断されたって事?

「それって私の姿勢とかがいいなって思ってくれたって事?」
「うん。姿勢がすごくいいなって思った」

確かに姿勢が綺麗だね、とこれまでに何度か言われた事がありますが、まさかそんなところが彼のお気に入りポイントだったなんて…この時初めてこの人なんか少し変だ、という違和感を感じました。
とはいえ、どんな理由であれ一番人気の彼に好意を持ってもらえた事は嬉しかったので、そんな違和感はすぐにかき消えてしまいました。

そうする内に食事も終わり、私達は店を出ました。
お互い脈アリなのは分かっている。後はどっちがどう切り出すか、そんなドキドキ感を胸に秘めながら駅の方へ歩いていきます。
並んで歩く道中で擦れ合う袖。これしかない、と思った私は偶然を装いつつわざと彼の手に自分の手を掠めます。どちらからともなく繋がれる手。期待は高まります。

間もなく駅。その手前の少し人通りが途切れた場所で突然キスされました。予感はしていたけれど、本当にされるとやっぱり胸が高鳴ります。

「次はいつ会える?」
「…来週末かな」

本当は明日も明後日も予定を空ける事は出来たけれど、連日会うのは新鮮味がなくなるし、がっついていると思われるのは避けたかったので、こう答えました。

「じゃあ、来週。また連絡するね」

こうしてこの日は彼と分かれたのでした。

「やっ…はぁ…んっ…くすぐったい…」
「声、可愛い…」

翌週の週末土曜日。私達はラブホにいました。お昼に待ち合わせて軽くランチをしてから約束していた映画を見て、その後ショッピングデートをして夕食。そしてラブホへ…という流れです。

エッチは付き合って3回目のデートで、なんて言うけれどお互いそれなりに大人です。そういう雰囲気になったら1回目だろうが2回目だろうが行ってしまいますよね。

そして私はここで彼の背中フェチとしての本性を目の当たりにしてしまうのでした。

シャワーを浴びて出てくると、彼はカメラをセッティングし、部屋の照明などをいじっているところでした。

「何してるの?」
「ベッドに座ってくれる?」

戸惑いつつ聞いたものの、何の説明もなくベッドへ促されました。まあ状況からしてベッドで写真を撮りたいのだとういうのは伝わります。でも裸の写真を撮られるなんて…いくら彼でも抵抗がありました。

「裸の写真なんて嫌だよ」
「大丈夫。顔は写さないから」

抗議すると即答されましたが、彼の中で写真を撮る事は前提のようです。裸の写真が嫌なんだけど…と思いつつ、彼の言うように顔が写らなければ徹底拒否する事でもないかと、私は妥協しました。

髪留めでアップしていた髪を整えられ、体勢の角度などを微妙に調整されます。そして撮影会が始まりました。

「いい写真が撮れたよ」

撮影会はものの15分程度でした。彼は嬉しそうにデジタル画像の写真を見せてくれます。
カメラが趣味というだけあって、確かにどれもすごく綺麗でした。ちょっとしたグラビアアイドルになった気分です。
撮影前は少し訝しい気持ちもありましたが、写真を見てからはこんな綺麗なのが撮れるなんてすごいな、という思いに変わりました。

撮影が終わると彼もシャワーを浴びに。戻ってくるとベッドでのイチャイチャタイムが始まります。

彼は後ろから腕の中に包み込むように私を抱きました。うなじに首筋、背中へと唇が落とされます。

「やっ…はぁ…んっ…くすぐったい…」
「声、可愛い…」

背中フェチなだけあって、重点的に背中を愛撫し続けられます。
唇で背中をなぞるような愛撫。舌先でチロチロと舐めるような愛撫。そして肩甲骨への甘噛み。最初はくすぐったかっただけなのが、徐々に快感へと変わっていきます。
けれど背中への愛撫だけで満足出来るかというとそんな事はなくて。むしろ気持ちいいからこそ、背中以外の所にも触れられたいともどかしい気持ちになりました。

「ねぇ…背中以外も触って…?」
「うん…」

思い切って私からお願いしてみたものの彼は生返事をするだけで、一向に背中以外は触れようとしません。
でもやっぱり背中は背中で気持ちいいんです。背骨に沿って下から上へと舐め上げられると、エッチな声が漏れてしまうくらいには。
そのせいでますますもどかしさが増して、彼が欲しくて堪らなくなります。

「ねぇ…お願い…入れて…?」

私は腰をくねらせながらこんな恥ずかしいお願いまでしてしまいました。
なのに彼の答えは――

「自分でしていいよ」

まさかの返答に絶句しましたが、背中への愛撫で性欲を掻き立てられて抑えられない私。あぁ…もう、自分の指ででもいいから気持ち良くなりたい…!

という衝動に負けて、私は彼に言われるまま自らの指を下半身に這わせてしまうのでした。

「あっ…はぁ…イイ…」

背中を舐められながら指でクリトリスを弄る私。
チュッチュッと背中に吸い付く音。そしてヌチャヌチャと愛液が指に絡みつく音が部屋に響きます。

すぐ後ろに彼がいるのに、指で自ら慰めるなんて情けない…
そんな気持ちにさえなるけれど止められなくて。ワレメに指を挿し入れ中まで掻き回してしまいます。

「はぁ…んんっ…気持ちいい…」
「やらしい声だね…」

喘ぐと耳元で囁く彼。私はせめて彼に弄られているのをイメージしながら夢中でクリや中を愛撫しました。そんな私の姿を見てなのか、彼の硬くなったモノが私の背中に当たります。

「うつ伏せで寝てくれる?」

もしかしてバックで挿入してもらえる…?私は言われた通り、ベッドにうつ伏せとなりました。
けれど彼は私の上に跨がりなおも背中を舐め続けます。仕方ないので私は引き続き自分の指で慰めるしかありません。

「はぁ…はっ…んっ…」

徐々に私の背中を舐める彼の吐息が荒くなるのを感じます。同時に背中に当たっている硬いモノが激しく擦り付けられるのを感じました。そして間もなくです。

「あー…出そう…イク…」

と彼が言うと同時に私の背中に熱い迸りを感じました。彼は私の背中で射精してしまったのです。

「気持ち良かった…」

私の隣に倒れ込むように突っ伏した彼はそう一言呟きました。

しばらくして、彼は私の背中についた精液を綺麗に拭き取り、抱き締めてくれましたが、そのまま眠ってしまいました。どうやら彼はさっきの射精で満足してしまったようです。
私はというと結局イクまでには至らず不完全燃焼で終わってしまいました。

別れた方がいいのかな。

付き合って初めてのデートでラブホへ行った後、私の頭にはこんな考えも過ぎりました。けれど私から別れを切り出す事はしませんでした。
というのも、セックス以外では本当に優しくていい人だし、外見に心底惚れていたからです。

「あっ…あっ…イイ…背中も中も気持ちいいよぉ…」
「俺も気持ちイイよ…」
「ヒロ君…イッちゃう…あぁんっ…!私イッちゃう…」
「いいよ…イッて…」
「あぁんっ…!イク…イクゥ…!!」

別にセックスで痛い思いをしているわけじゃない。背中を舐められる事自体は気持ちいいし、2回目のセックスの時にはバイブをプレゼントしてくれたし、彼の興奮度合いに合わせて指やバイブでイケるようにもなった。
挿入という行為がないだけで私達のセックスは上手く行っている。
そう感じられるようにもなりました。

けれど、彼と付き合って半年が経った頃。彼との破局は突然訪れました。

「ごめん、他に好きな人が出来たから別れて」

突然切り出された別れの言葉に頭が真っ白になります。

「えっ?なんで?無理!」
「無理って言ったって他に好きな人が出来たんだから仕方ないでしょ。二股は好きじゃないんだよ」
「今まで仲良くしてたしケンカだってした事ないじゃん。なんで私じゃ駄目なの?」

当然私は拒否しましたし、食い下がりました。
本当にこれまでケンカらしいケンカはしなかったし、上手く行っていると思っていただけに私の何が駄目でこうさせたのか、私は問いました。
すると、彼は言いにくそうにしながらも重い口を開きました。

「…だってリサちゃんってさ。本当は腹黒いでしょ。一見綺麗な立ち居振る舞いなんだけど、上辺だけで取り繕ってるみたいな。そういうの、背中を見れば分かるんだ」

私は全身の力が抜ける思いがしました。
確かに彼の読みは当たっています。確かに私は性格がいいとは言えないし、腹黒い部分もあるかもしれません。
でもそれで彼に不快な思いをさせた事はありません。まあ不快に感じるかどうかは彼自身なので私が判断する事ではないかもしれないけれど。
それよりも結局私の事は背中でしか見ていなかったのだなとこの時ようやく悟ったのです。

そしてこれ以上彼に縋り付くのもバカらしい気がして、私は彼の言葉を受け入れる事にしました。

「背中で人の性格が分かるなら背中占いでもすればいいんじゃない?」
「それいいね!色んな人の背中も見れるし!」

最後に嫌味のつもりで言った言葉でしたが、逆に彼を喜ばせてしまったようでした。

結局、私はこの半年間、背中フェチの彼とはまともなセックスもなしで弄ばれてしまっていただけのようです。
それでも背中の愛撫は普通に気持ち良かったので、それだけが救いだと考えています。

ちなみに後日、彼のSNSで新しい彼女の姿を見てしまったのですが、地味な顔立ちでお世辞にも美人ではありませんでした。見た目だけなら私の方が上だと思いました。
でも私には分かります。彼が選んだのは顔じゃなくて、背中なのだと。
私には理解出来ませんが、私をあんな形でフッてしまうくらい、彼女の背中は素敵だったのでしょう。
私はそっとSNSを閉じました。

【次へ】⇒背中を舐めまわされたい女性が願望を懺悔中!

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